木谷先生からのお手紙2004.10.19

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木谷作品の登場人物には、ダブルイニシャルの名前が付けられていることは、多くの皆さんがご存知のことと思います。また、ある時期それが中断していたことは、既にご紹介したとおりです。さて、これまた多くの皆さんが疑問に感じておられるだろう”名前にまつわるある謎”について、木谷先生からお返事をいただけましたのでご紹介いたします。”名前にまつわるある謎”とは、ズバリ「二つの名前を持つ登場人物。何故名前が二つあるの?」です。
※以下は先生からのお手紙の内容を、私の言葉を加えて要約したものです。
※以下に出てくる登場人物のことがわからない方は、登場人物相関図を参照なさってください。

結城泰代が靖子になったのは・・・

結城泰代が靖子になったのは、木谷先生の心のなかでは結構、葛藤があったそうです。最初に泰代が登場した頃、ヒロインの名前を考えるのが面倒で、加代、紗代、千代、泰代、美代と、代をつけて間に合わせておられたそうで、良心の呵責からか、代と決別しようと靖子にしたのだそうです。ところが、靖子にしたところ、あるファンの方から「名前を間違えている」と指摘される(うっかりミスで間違えたと思われた)というエピソードがあり、読者はそんなふうに考えるのかと思い、次の登場から泰代に戻したのだそうです。

若月耕一郎と渉

若月耕一郎は木谷先生の錯覚だそうです。若月渉のつもりが錯覚から、わざわざ耕一郎にしてしまったのだそうです。つまり、若月さんの本当のお名前は、渉ということになりますね。

オコゼの魚津脩(おさむ)、潮(うしお)に改名!!

「魚津があるときは魚津脩、最近は魚津潮でダブルイニシャルにしました。」←カッコ内は原文のままです。私は驚きました。そこまで徹底してくださったとはm(_ _)m

さわやかモーニングレポーターは美代ちゃん? 蘭?

「益田美代は、インスタントにつけた名前で、マ行の響きがおとなしい女性をイメージさせるので、レギュラーとして登場するのを機に、恰好のいい名前で定着させようと、連城蘭にしました。」←カッコ内は原文のままです。つまり、現在のさわやかモーニングのレポーターは、連城蘭ということになりますね。

桃井美紗が美穂になったのは・・・!?

桃井美紗は、最初から美紗でいくつもりだったそうです(ミサというシャープな響きの名前が良かったのだそうです)が、当時ご健在だったミステリーの女王・山○美紗さんに遠慮して、美穂に変更されたのだそうです。木谷先生も、相手が”ミステリーの女王”ともなると、別段、気を遣わなくてもよいと思いつつも、ついつい退いてしまわれたのでしょうか(笑)

さて、謎が解けて皆さまもスッキリされたでしょうか。
木谷先生の登場人物につけられる名前は、単なるダブルイニシャルだけでなく、音の響きからうける印象を、その人物のイメージに合わせようと考慮されたものであることもわかりましたね。また、ダブルイニシャルは「ア行とワ行が非常に使いにくい」ともおっしゃっておられましたが、若月さんと魚津さんの名前からそれがわかりますね。
登場人物の名前は、木谷作品の面白さの一つです。わたしはますます名前のチェックが楽しみになりました!

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