#007 京都華道家元殺人事件

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 紹介

日本全国に門弟百三十万人を抱える、いけばなの名門、烏丸流。その家元の実弟で「華道ジャーナル」を出版する彩交社社長・烏丸宏二郎に、百億円横領の疑惑がかかった。家元の長男・邦晴の結婚式を間近に控えてのスキャンダルに、マスコミは大挙して宏二郎の屋敷を取り囲んでいた。騒然とする中、日本刀をかざした一人の男が屋敷に闖入し、宏二郎を滅多切りにするという事件が起こった。目前で繰り広げられる凄惨な光景に戦慄する報道陣・・・しかも、その直後、血の海に転がっていたはずの死体が消え失せた!!権謀渦巻く華道界の闇に宮之原警部が挑む。

 目次

消えた死体・京都鷹峯(たかがみね)の邸宅
失踪した令嬢・洛南木幡(らくなんこわた)の隠れ家
謎を追って・北山杉の里
披露宴の惨事・東山のホテル
発見されたタクシー・琵琶湖の波濤(はとう)
盗まれたカメラ・水尾(みずのお)の里
掴めた足取り・栂ノ尾高山寺(とがのおこうざんじ)
噴き上げた血潮・鷹峯の記憶
黒と白の花輪・洛北(らくほく)朝露ヶ原

 主な登場人物

宮之原警部
桃木 真代(ももき まよ) 

 おすすめ

記念すべき宮之原警部初主演のシリーズ第一作目です。
前作『赤い霧の殺人行』では神奈川県警の刑事でしたが、難解な事件を見事解決し警察庁に引き抜かれたようです。警察庁に引き抜かれた背景については、作品中で次のように語っています<「日本の刑事警察は所轄の警察が捜査することになっている。だが、それだと犯罪の広域化に適応できない。合同捜査をすと、それぞれの県警や府警が手柄を競い合って、自分のほうの資料を出ししぶる。府県や市町村にとらわれない犯罪捜査が出来ないものか。アメリカのFBIのような機構が必要なのではないか。わたしがそのモルモットにされたわけだ」>
この作品はいけばなの華道界の闇の部分をテーマにしたお話で<「お花の世界ってのは金、金、金で腐りきってるんだ」>なんていう過激な台詞も出てきます。いけばなの○○流というのに属しておられる方には不愉快きわまりないお話でしょうからご遠慮くださいね。

 参考リンク

 京都新聞/企画特集/伝統新時代  http://www.kyoto-np.co.jp/kp/special/dento/index.html

 発刊履歴

イラスト(敬称略) デザイン(敬称略) 出版
野中 昇 秋山 法子 1986/8 トクマノベルズ
華道家元殺人事件
中井 純 池田 雄一 1990/9 徳間文庫
京都鷹峯殺人事件
佐藤 正 1998/1 ケイブンシャ文庫
京都鷹峯殺人事件
緒方 ユージ H2 2003/3 桃園文庫
京都華道家元殺人事件
※タイトルが3回も変わっています。珍しい〜

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