#122 京都吉田山殺人事件
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紹介
蔵書票作家が殺害された。 三ヵ月後、彼のジャケットが大蛇ヶ池に浮かび、付近に覚醒剤反応を示す血痕が残されていた。 ほどなく、蔵書票博物館の美人館長が同じ場所で死体となって発見された。 雅な趣味の世界を血に染める、酸鼻な事件の幕開けだった。 オコゼこと京都府警本部刑事・魚津と共に宮之原警部が解明に乗り出す。
目次
第一章 洛西大蛇ヶ池・死体なき殺人事件
第二章 洛東北白川・身元不明の殺人事件
第三章 洛西ふたたび・あっけない非行少女
第四章 神楽岡・親しいひとたちの限界
第五章 京都洛中・祇園囃子に包まれた離れ
第六章 京都吉田山・セミしぐれのなかで
主な登場人物
宮之原警部
魚津刑事(オコゼ)
小清 水峡子
玻奈子
おすすめ
3点で2億円という『蔵書票』をめぐって起こる連続殺人事件です。蔵書票について本書では次のように紹介されています。
<東洋では『蔵書印』がポピュラーで、図書館などの本は表紙の見返しに大きな朱印がペタリと捺されているが、西洋では印鑑の習慣がなかったため、『蔵書票』が盛んに用いられた。蔵書家が愛好する画家に絵を描いてもらい、それを木版なり銅版なりで印刷し、自分の蔵書であることの証明にしたのだ。 ・・・ ちいさな紙に絵柄や色彩が封じ込められていて”紙の宝石”と呼ぶのが相応しい>
私はこのお話を読んではじめて蔵書票というものを知りました。今回の主役・オコゼこと魚津刑事も事件をきっかけに蔵書票を知りますが、我等が宮之原警部はもちろんご存知で、”古今東西、森羅万象、知らないものはないのではないか”と、あらためて宮之原警部の博識ぶりに感心するオコゼでした。
このお話で注目すべきは、宮之原警部&オコゼのコンビと、広域捜査室反対派の京都府警捜査一課との捜査合戦です。結果は予想通りなのですが・・・。さて、どんなバトルが繰り広げられるか、読んでみてのお楽しみです。
宮之原夫人・玻奈子のしっとりした奥様振りや、小清水峡子の目を見張るほどの成長振りも見逃せません。宮之原警部シリーズを愛読されつづけているファンの方には、面白いことうけ合いです!
参考リンク
蔵書票ホームページ http://32.97.166.75/jpinet.exlibys/jpinet.exlibys/
KBS京都/祇園祭 http://www.kbs-media.net/gion/
発刊履歴
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イラスト(敬称略) |
デザイン(敬称略) |
出版 |
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緒方 ユージ |
秋山 法子 |
2003/7 トクマ・ノベルス |
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