#124 天草御所浦殺人事件

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 紹介

愛媛県警の刑事・大鷹鬼平は、個人旅行の途中、天草の玄関口・三角(みすみ)で八尋(やひろ)雪枝と名乗る女性と出会った。雪枝は、御所浦でフグの養殖を営む家へ嫁いだ友人に会いに行くという。だが、鬼平と同宿した旅館で、友人の夫に呼び出された雪枝が行方不明に・・・。翌日、絞殺体となって海で発見される雪枝。地元で浮かび上がるトラフグの養殖で使用されたホルマリンによる被害の実態。さらに、東京で農林水産審議官が殺されたとの情報が入ってきた。警察庁広域捜査官の宮之原警部に協力を要請した鬼平は、雪枝の死の真相を追う・・・。

 目次

第一章  天草・御所浦へ渡る船
第二章  西銀座・地下駐車場で起きた事件
第三章  平野・町ぐるみ博物館の家
第四章  大阪・水の都で会った美人歌手
第五章  葛西・ディズニーランドが見える町
第六章  竹芝・海のみえるホテル

 主な登場人物

宮之原警部
大鷹 鬼平

 おすすめ

3年ぶりパンチこと大鷹鬼平の登場。声にも口調にも貫禄がついたと玻奈子にお愛想をいわれ、男っぷりがあがったと宮之原警部にもいわれています。さてさて、捜査における成長ぶりはどうでしょうか・・・。 主題はトラフグの養殖にホルマリンが使われていた(いる?)問題をはじめ、食の安全、海(環境)の安全、それらを報道するマスメディアの問題などなど・・・これぞ社会派旅情ミステリーの王道だ!といった内容になっています。 なお、この作品は木谷先生ご自身による2年ぶりの作品とのことです。

 参考リンク

長崎県水産部水産振興課/トラフグ養殖におけるホルマリン使用について  http://www.pref.nagasaki.jp/rinji/torafugu01.html
fishmlホームページ  http://www.fishml.com/

 発刊履歴

イラスト(敬称略) デザイン(敬称略) 出版
芦澤 泰偉 2004/10 ハルキ・ノベルス

 現地レポート

この作品を書かれた木谷先生に代わり、現地を取材された木谷工房の玉沖好也さんより、「御所浦の旅情をより深く感じていただければ」と、取材時の貴重なお写真をご提供いただきました。作品に登場する場面がわかるように、ノベルスのページ数と名称までご親切につけてくださいました。木谷先生、玉沖好也さん、本当にどうもありがとうございました。
9ページ
三角駅”灯台のある駅”
9ページ
鬼平がのぼった三角駅の展望台
9ページ
巻貝をモチーフにした”海のピラミッド”
14ページ
駐車場に沿って赤い”大売出し”の旗
21ページ
海上タクシー(元漁船)
23ページ
本郷漁港
23ページ
〈恐竜の島 御所浦へようこそ〉の看板
24ページ
鬼平が宿泊した旅館のモデル
43ページ
トラフグの養殖生け簀
57ページ
真珠の養殖場
港周辺
こちらは職場の後輩から貰った天草の夕焼けの写真です。夏休みに熊本へ行った際、友人と釣りに行ったとのことで、つい最近見せてもらったところでした。その数日後に『天草御所浦〜』を読み、なんというタイミングの良さだろうと感動しました。この場所が天草のどの辺りかは、残念ながらわからないそうです(^^;; でもまぁ、鬼平がみた夕焼けのイメージに少しでも近づければ・・・ということで掲載させていただきました。ありがとう!

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